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2007/02/25

冬タイヤのこと

この前,本屋さんに寄ったときに青い表紙の本が目にとまりました。
「車粉物語」,北大名誉教授であった山科先生が書かれた本です。
(先生は一昨年逝去されています)

P070225_2022

以前,同じ職場の事務を担当していたこともあって,教授のことは名前も顔もよく知っています。
なんで山科教授が車粉なんだ?・・・と思いつつ,買って読んでみることにしました。
(所属は原子工学科・・・交通の専門家じゃぁなかったよなぁ,車粉と関係あるの?)
そして,教授の研究室に当時助教授でいたのが,宇宙飛行士の毛利さん。
(もちろん毛利さんとも直接話したこともあるし,宇宙飛行士に決まったときに確か”宇宙食”とやらをもらったと記憶してます(もう20年以上も前)・・・が,お二人とも自分のことは知るはずもありません)

今,当然のようにはいているスタッドレスタイヤ。
この本を読んで冬タイヤがどのようにして今に至ったかがよくわかりました。

20年ほど前までは,とにかく冬の空気が汚かったのを覚えています。
外に出れば鼻の中まで真っ黒状態。
冬の汚れた空と黒い雪が気になり,それがスパイクタイヤが道路などを削ってできる車粉であり,有害なものであることを実験などで検証して一般に広め,「脱スパイク」を訴え,市民運動から行政を動かし,法律の制定にまで至った経緯が詳しく分かり易い文書で書かれています。

大学の先生が専門分野の研究を進め,それを社会に役立てていくのはよくわかるけど,この本を読んで驚いたのが,専門外である車粉公害を専門研究の傍らにとことん追求し,今の状況に至ったということ,それと車粉公害と脱スパイクにあたって,あの毛利さんも実験などの中心的役割を担っていたと言うことです。

何気ないと思っていたことのウラ話的な内容,久々にとっても興味深く読んだ本でした。

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